
建築写真を撮影させていただいていると、以前撮影させていただいた店舗が閉店されているのを目にします。あまり気にしていなかったですが、少し前から何かできないかなと思うようになりました。そこで店舗を宣伝するビジュアルについて撮影者の目線でどんなことを考えているかを書いてみます。
結論から言うと、
『不安を取り除く』ことです。
写真や動画は様々な効果がありますが、こと集客に関して第一に考えることは『お客様の不安を取り除く』ということです。ここが抜けているとどんなにいいものをつくってもお客様に伝わることはありません。ブランディングはその先にあると思うのでまずは不安を取り除く作業をしてください。
① 写真は“証拠”になる
▶ 安心につながる
- 「実際にどんな雰囲気か」が見えると、お客さんは不安が減る
- たとえば店内写真があると「狭くない」「きれい」「落ち着く」などを判断できる
📍応用:GoogleマップやHPの店舗情報に、外観・内観の“現実的な”写真を載せる
→ 入る前からお客さんの頭の中で体験が始まっている
② 写真が“映える”と、広まりやすい
▶ SNSや口コミの「起爆剤」になる
- ちょっとオシャレな料理、シズル感ある盛り付け、センスのいい店内
- これは「お店に行った理由」であり、「誰かに見せたくなる理由」にもなる
📍応用:インスタでよく見る“手元アップ”や“真上撮り”を意識して撮影
→ お客さん自身が「投稿したくなる風景」を設計する
③ 動画は“体験”を共有できる
▶ 動きや音で「一緒にいる感」を演出
- 喋るシェフ、湯気が立つ料理、扉を開ける瞬間の音
- 静止画では伝えきれない臨場感や人柄が伝わる
📍応用:HPやストーリーズで「料理を運ぶ瞬間」「コーヒーを注ぐ音」などの短尺動画を使う
→ 初来店のハードルを下げる+リピーターの記憶にも残る
④ 見えることで「まねしたくなる」
▶ 人の行動は、“見たことがあるもの”に影響される
- 他人が行ってる=「安心」「自分も行っていいかも」になる
- 自分と近い人(年齢・服装・雰囲気)の行動には特に反応しやすい
📍応用:モデルではなく“実際のお客さん”の写真を許可を得て使用
→ 共感性が高まり「私もここ行ってみたい」となる
✅ まとめ:視覚は「感情」と「行動」を動かす
- お店の写真・動画は、ただの“記録”ではなく“接客の一部”
- 見た目で「行きたくなる」「信頼できる」「思い出に残る」と感じてもらうには、質が高く・意図のあるビジュアルが必要
- 特に初来店を狙うなら、「伝える」だけじゃなく「動かす」写真や動画を意識
書いていて、質が高いってなんだ?とすごく思いました。そもそも本当に質って関係ある?とも。なので調べた結果ちゃんとデータがありました。続きはnoteで書いています。下記リンクから参照ください。