弊社ペップのスタートはクライアント、特に設計の方からの依頼を多くいただいていたので、設計の方々に”効果のある写真を提供する”ために写真を撮っていこうと考えて撮影をおこなっていました。クライアントが求める写真が生む効果を最大限に発揮するために提案・撮影させていただいて4年ほど経ちました。
そして5年目となる今年からは”挑戦を応援する”というテーマに進化しました。
挑戦を応援するとは、今までよりも設計事務所全体に向けて撮影していこうという意味を持っています。
設計の方々が求めるウェブサイト、ポートフォリオ、SNS、コンペ応募、クライアントへのプレゼンなどの建築を建築として発信することや建築業界的な賞の受賞への助力、プレゼン資料として活用できる資料、記録的な写真をアーカイブし知識財産にするなど従来の使用とともに、さらにはより多くの認知獲得や求人、建築主にも使用されやすいなど経営運営に寄り添った撮影をおこなうことで、今よりも問題を解決できると思っています。
ただ言うは易しです。
よく撮影費用を折半することをおすすめしていますが、現実問題なかなか難しい場合があると以前お聞かせいただきました。
お話を要約すると、『写真のことがわからない』ためまずどんな写真が必要なのか、例えば建築主的に撮った写真を使用していいのか(会社運営的に)、望んだ写真を使っても効果がそもそもあるのか。などなど設計事務所が建築主に折半の話を持ち掛けても、大きな壁があるとのことでした。
これは設計事務所が建築主の信頼を獲得していても別分野の写真を扱う話なので、今まで気軽に折半を勧めていた自分を恥じました。
この答えを考えると、やはり建築業界のみに響く写真を撮ってくことはできないかなと思います。
いや、従来のやり方で特化していくということも可能かとも考えられるし当然その流れで撮影していくこともあるかもしれません。ただ弊社はもう少し間口を広げて建築に関わった人たちをサポートしたいなと思いました。
今後の活動の具体的な指針はまだ決まっていないのでトライアンドエラーをしながら建築写真について考えていきたいと思います。